●さんしょう家とは

■さんしょう家とは

当さんしょう家は、地元活性化事業として賛同する者たちが協賛して立ち上げた古民家再生コミュニティカフェです。
メニューは足尾の特産品である山椒を使用したお料理を提供させていただいております。
また、地域のお店と連携して商品や情報の発信をするアンテナショップとして、各種展示会、音楽会、会合などの場を提供させていただいております。

■足尾の山椒

山椒と聞いて思い浮ぶのは何でしょう。
鰻の蒲焼に振りかける山椒の粉、七味、カレーのスパイスなどどれもメニューを引き立てる脇役として使われ、主役料理として使われるイメージはあまり無いと思います。
ところが、一部の地域では山椒を佃煮にし、一品料理として食卓に並びます。
足尾でもこの山椒の佃煮は、それぞれの家庭でそれぞれのレシピがあるほど親しまれています。
足尾では、主に山椒は葉を使った料理を作ります。
京都の山椒は有名ですが、主に実を摘み取り薬味などに使用していますが、足尾では新緑の時期に、山椒の葉がまだ育ち切らない柔らかな内に葉を丁寧に摘み取り、使用しているのです。
360度山で囲まれた足尾では、春になると所有している土地の山椒を自分の足で摘み取りに行く姿が見られます。
また、親しい知人に葉を分けてもらったという会話も良く耳にします。
山椒料理を作る家庭では、山椒の葉を丁寧に摘み取り家に持ち帰ると、風通しの良い日陰に干し、大きな鍋で塩煎りして下ごしらえをしますが、沢山摘み取ってもこの過程を過ぎると見た目の嵩はとても小さくなってしまいます。
春にしか取れない山椒の葉は、しっかりと保存ができるように下ごしらえがされ、年間を通して楽しめるようにそれぞれの家庭で保存をしているのです。
この貴重な山椒の葉を使った料理は佃煮だけではなく、その他にも様々な工夫レシピが存在するほど、足尾では親しまれています。

■山椒料理とさんしょう家

さんしょう家は、昔から親しまれてきた特産の「山椒」をメインに扱っているお食事処です。
足尾では、山椒を使った様々な工夫レシピがそれぞれの家庭であり、さんしょう家でお出しする料理もそんな家庭の味のひとつです。
ピリッと舌を刺激する山椒は、その刺激や特徴的な香りが大好きな人もいれば苦手な方もいるかもしれませんし、山椒の料理自体が初めてという方もいるでしょう。
初めての方は今まで料理という形で山椒に触れる機会が無かったかもしれませんし、苦手な方は敢えて食べられるように模索する必要のある食材ではないと思います。
初めての方には山椒の美味しさと、こんな調理法もあるのだという新たな発見をしていただけたら嬉しいですし、苦手な方には興味を持っていただける料理があり、お試される機会を持って頂けたら幸いと考えております。
とはいえ、山椒にはやはり好き嫌いが大きくでる食材です。
その為、さんしょう家では山椒を使っている料理の他に、苦手な方でも食べられるように山椒を使っていない料理もご用意しております。
また、さんしょう家では好きな方には料理に使用する山椒を少し多めに調整させていただいたり、好きだけど強すぎる刺激は苦手な方や、初挑戦の方などについては少し控えたりさせていただいております。
山椒を使用した料理をご注文時には、お気軽にご相談ください。